世界トイレ事情

【アメリカ】
トイレの洗浄水量に厳しい規定がありますが、実際洗浄水量が6リットルを超えると販売できません。前ページで紹介した地域以外にも、ロサンゼルスなどをはじめ、一部の州や市で、4.8リットルの規定を導入している地域も増えてきています。
さらにこれよりも厳しい規制の導入も検討されています。

こうしてどんどん水量が少なくなっているアメリカですが、少量でしっかり流せる技術が確立しているのかというと、そうではありません。アメリカでは頻繁にトイレが詰まるので、トイレ側にすっぽんを常備するのが当たり前、アメリカ人は、トイレは期待できないものという認識があるようです。
日本では当たり前に用いられている大・小切り替えも、アメリカにはありません。最近になってやっと、切り替えが用いられ始め、徐々に広がっているようです。
こうした事情から日本の技術に高い関心がもたれていて、トルネード洗浄などの日本の技術も世界に広がっていくでしょう。

【ドイツ】
ドイツ人は、お風呂に入る習慣が少なく、シャワーも毎日浴びないため、日本よりも使用水量は格段に低いです。その理由には、湿度が低いため、バスタブなどの水滴がすぐに乾いてしまうという気候にもあります。
カルシウムを多く含んだ水質のため、水がたまると輪染みができやすく、トイレ内の水たまりもかなり少ないです。水問題だけでなく、気候にも配慮したトイレとなっているようです。
エコ先進国のドイツですが、洗浄水量に関しては特に規制がなく、6リットル洗浄のトイレが一般的に普及しています。しかし、4リットル洗浄便器が発表されるなど、さらなるエコへの挑戦が続きそうです。